「商品登録(仕入処理)画面」 操作マニュアル

  「商品登録画面」について

   「商品登録画面」は、商品管理業務の中心となる機能です。本システムでは「仕入処理」と同じ意味を持つ機能です。
   取扱商品の分類・整理を行い、商品コードをキー(識別番号)とする商品データを登録します。
   商品データは、必ずその商品の入手先となる取引先(問屋、生産者、産地、個人作家など)と結び付けて作成、管理を行います。
   また、登録する個々の商品データに、複数の関連情報を紐づけて登録することで、様々な用途での参照利用が可能となります。
   販売管理機能、発注処理、出庫処理、棚卸処理など、本システムの多くの機能の利用には、商品データの登録が必須となります。

   「商品登録画面」より商品データを登録するには、取引先の情報、商品の分類情報など、各種マスタ情報の事前登録が必須となります。
   本機能で扱う商品データは、加工品(仕立て代、クリーニング代などの加工サービス)以外の商品データが対象となります。
   詳しくは「マスタ登録メニュー」の各登録画面の説明を参照し、登録を行ってください。
   → 関連マスタ 「取引先マスタ」、「カテゴリ」、「サブカテゴリ」、「商品分類」、「商品区分」、「在庫場所」、「採番マスタ」、
           「イベント分類」、「イベント名称マスタ」、「値札発行フラグ」

   ※以降の各画面の表示内容は架空の説明用サンプルデータです。

  「商品登録画面」の使用方法1(初期画面と取引先の選択)

   「メインメニュー」から「商品登録」を起動します。
    最初に取引先選択より対象商品を扱う取引先名を選択してから各種登録、修正操作などを行います。

   (1)初期画面

     起動時は、取引先が未選択で空白の画面が表示されます。

      ・入力画面部分は、誤入力防止のため半透明のカバーでロックがかかっています。同時に下部の明細表示部分もロックがかかります。
      ・誤操作防止のため、検索機能ボタンやレコード移動ボタンも起動直後は非表示となっています。
      ・画面下部の明細表示(データシート表示)には、登録済みの全商品データ(「加工品」以外のデータ)が一覧表示されます。
      ・画面ロックは取引先選択後に解除されます(次項の画面参照)。

       注)取引先選択が空白(未指定)の状態では、データ入力および商品検索は行えません。

   (2)画面レイアウト

     商品登録画面は以下の3つのレイアウトで構成されます。

      ① 「ヘッダー」
      ② 「入力フォーム」
      ③ 「データシート」(明細一覧表示)

       注)データ入力フォーム画面で項目の背景がグリーンの部分はシステムが自動設定する項目、
         あるいは処理状況に応じて自動的に入力ロックがかかり入力できない項目です。


    ▼起動直後の初期画面表示例


   (3)取引先の選択

     1.取引先選択のプルダウンメニューから登録する商品の仕入先となる取引先を指定します。
       ここで表示される一覧には「取引先マスタ」で登録した加工先以外の「取引先」が表示されます。

       注)事前に「取引先マスタ」画面から必要な取引先情報を登録しておく必要があります。

     2.取引先を選択すると、画面ロックが解除され、ヘッダー部分の機能ボタン表示、指定取引先の登録済商品データが表示されます。

       ・ヘッダー部分に「新規登録」「コピー登録」の編集機能ボタン、検索機能ボタン、レコード移動ボタンが追加表示されます。

       ・表示直後の画面上部(入力フォーム)には明細の一行目の商品データの登録情報が表示されます。
       ・画面の下部(データシート表示)には商品データが表形式で一覧表示されます。
       ・データシート部分の表示データは、①入庫日/降順(最新の入庫日順)、②サブカテゴリ/昇順、③商品コード/昇順、④商品名/昇順で初期表示されます。

       注)選択した取引先の商品データが1件も登録されていない場合は、自動的に「新規登録モード」の画面が表示されます。

     ▼「取引先選択」実行後の表示例


   (4)ヘッダー部分(以下の画像部分)の操作

     1.「商品登録画面」起動直後は、画面中央左側のステータス表示部分に「取引先を選択してください」と表示されます。
        取引先を選択後、入力操作が可能になります。

     2.右上部分の「レコード移動ボタン」は、商品データを表示後に使用します。
       左から「先頭レコードへ移動」「前のレコードへ移動」、「次のレコードへ移動」「最終レコードへ移動」を実行します。

     3.登録データの検索方法については、後述の「商品登録画面」の使用方法4(商品検索と更新方法)を参照してください。

       商品検索は、商品名などの文字列指定による検索と、値札のバーコード(商品コード)をスキャナで読み取り検索を行う方法との2つの方法が利用できます。
       中央の「文字列検索」ボタンをクリックすると [文字列検索] → [バーコード] と表示が交互に切り替わり、それぞれの検索機能が利用できます。

     4.「解除」ボタンをクリックすると検索条件がリセットされ、本画面の起動直後の状態に戻り、画面下の明細行の一行目のデータが表示されます。

       ※このとき、ヘッダー部分の「取引先選択」もリセットされて空白表示になります。

     5.「終了」ボタンをクリックすると本画面を閉じてメインメニューに戻ります。

   (5)商品データの編集

     以上で、商品データの編集および照会操作を行う準備ができました。データの編集機能には大きく分けて以下のものがあります。

      1.商品データの「新規登録」
      2.商品データの「コピー登録」
      3.登録済商品データの「編集と更新」
      4.登録済商品データの「削除」
      5.登録済商品データの「検索と照会」

     次項より、これらの各種操作機能ごとに説明します。

  「商品登録画面」の使用方法2(新規登録モード)

   「新規登録モード」(商品データの新規登録)

   (1)商品データの新規登録モードは、現状で未登録の「商品カテゴリ」、「サブカテゴリ」の商品を登録する場合に使用します。
     登録済の商品データと同じカテゴリ、サブカテゴリの商品を追加登録する場合は「コピー登録モード」が便利です。

   (2)新規登録は、必ずヘッダー部分の取引先選択で、対象となる取引先が選択されていることを確認してから、以下の手順で行ってください。

     ① ヘッダー部分の「新規登録」ボタンを使用します。

     ② ヘッダー部分の「新規登録」ボタンにカーソルを当てると、ボタンの色が青になり下にガイドが表示されます。

     ③ 「新規登録」ボタンをクリックするとガイドエリアが「新規データ登録中」の表示に変わります。

①      ②      ③ 

   (3)新規登録モードでの初期画面は、以下のように表示されます。

       注)「新規登録モード」の入力フォームには「削除」ボタンは表示されません。

         選択した取引先の商品データが1件も登録されていない場合は、自動的に以下の「新規登録モード」の画面が表示されます。

   ▼「新規登録」画面の表示例(初期表示画面)
    (4)取引先  → 「取引先選択」で指定した取引先の情報が表示されます。

    (5)以下の入力項目には予め下記「」内の初期値が表示され、他の項目は空白で表示されます。

        商品分類 → 「仕入品」
        商品区分 → 「和装品」
        在庫場所 → 「自店舗」
        入庫日  → 「本日の日付」(システム日付)
        数量   → 「1」
        値札発行 → 「未発行」

    (6)商品名など他の必須項目、必要事項を入力します。

        ※以下はサンプル画像です。実際には金額項目も正しく入力してください。各入力項目の詳細は「入力項目の説明」を参照してください。

    
   ▼「新規登録」画面の表示例(必要項目を入力後の画面)

     (7)必要な項目入力を終えたら、必ず「登録」ボタンを押してデータの登録保存を行ってください。
       確認のメッセージが表示されますので、「はい」をクリックして保存します。

            

       正常に登録処理が実行されると、上記の3.の初期表示画面が再度表示され、新規登録を連続して行うことができます。

       注)取引先を変更した商品データの登録後、連続入力を行うための初期画面表示は、再度元の(ヘッダー指定の)取引先が表示されます。
         取引先を変更して登録した新規登録データを表示するには、変更した取引先で再表示が必要です。

     (8)新規登録モードを終了するには「入力取消」ボタンをクリックします。
       入力内容を途中で取り消したい場合やデータを破棄したい場合も「入力取消」ボタンをクリックします。
       作業を続けるには、取引先の再選択を行い、最初から順に操作を行ってください。

       ・「入力取消」ボタンをクリックすると、以下のように各項目が未入力の白紙状態の画面表示となります。
       ・「入力取消」後の画面で「新規登録」ボタンを再度クリックすると、ヘッダーで選択中の仕入先で3.の画面が表示されます。

       注)「入力取消」後の画面で「コピー登録」ボタンをクリックするとエラーとなります(入力フォーム中の取引先が空白のため)。
         この場合は、取引先を再度選択しなおしてから「コピー登録」操作を行ってください。


     ▼「入力取消」実行後の画面表示例


  「商品登録画面」の使用方法3(コピー登録モード)

   「コピー登録モード」(登録済商品データのコピー登録)

     1.商品データのコピー登録モードは、登録済みの商品データをコピー表示して相違箇所を修正・追加入力することで商品を追加登録できるモードです。
       コピー登録は連続登録も可能で、最小限の入力操作で新規登録できるため、同じ取引先、同じサブカテゴリの商品を連続して追加登録する時などに便利です。

     2.コピー登録は、コピー元とする商品データを入力フォームに表示、選択してから「コピー登録」ボタンを使用します。

       コピー元とする商品データを入力フォームに表示、選択する手順を以下に示します。

       ① ヘッダー部分の取引先選択でコピー元商品が登録されている取引先を選択し、登録データを表示します。
         または「商品検索」機能を利用して、該当データを入力フォームに表示します。

       ② 以下のいずれかの方法で、コピー元とする商品データを選択し、入力フォームに表示させます。

         ・検索結果のデータ表示の切替(移動)を行うには、「解除」ボタン右の「レコード移動」ボタンを使用します。
         ・画面下明細表示部分の"商品コード"をクリックすると、リアルタイムに入力画面に登録データが表示されます。
         ・レコードセレクタのクリックでも、リアルタイムに入力画面に登録データが表示されます。
         ・データシート部分をクリックしてから、キーボードの矢印キー「↑」「↓」で明細移動が行えます。
          選択中のデータは、データシートの明細行が反転表示され、同時に入力フォームにリアルタイム表示されます。

   ▼コピーするデータの表示例(コピー前の画面)         「レコード移動」ボタン

     3.「コピー登録」ボタンの使用

       ① コピー元データを決定したら、ヘッダー部分の「コピー登録」ボタンを使用します。

       ② 「コピー登録」ボタンにカーソルを当てると、ボタンの色が水色になり下にガイドが表示されます。

       ③ 「コピー登録」ボタンをクリックするとガイドエリアが「コピー登録中」の表示に変わり、コピー登録画面が表示されます(下図参照)。

       ④ コピー表示された画面は、以下の項目を除いてコピー元の画面内容がコピー表示されます。
         なお、コピー元が空白(未入力)の項目は、そのまま空白表示となります。
         また、以下の項目は常にコピー表示されないようになっています。
          → サブカテゴリCD、サブカテゴリ名、商品コード、出庫日、備考、タグ

       注)「コピー登録モード」の入力フォームには「削除」ボタンは表示されません。

       ①      ②      ③ 

  上書きコピー機能 
  「コピー登録」ボタンは、データの入力途中に再度クリックして入力中データを上書きコピーすることも可能です。  
  この「上書きコピー」機能は、ヘッダーに「コピー登録中」が表示されているコピー登録モード時のみ有効です。  


   ▼「コピー登録」ボタンをクリックした後の表示内容
     4.必要な項目入力を終えたら、必ず「登録」ボタンを押してデータの登録保存を行ってください。
       確認のメッセージが表示されますので、「はい」をクリックして保存します。

            

       正常に登録処理が実行されると、「コピー登録」ボタンをクリックした後の画面が再表示されますので、連続コピー登録も可能です。

     5.コピー登録モードを終了するには「入力取消」ボタンをクリックします。
       入力内容を途中で取り消したい場合やデータを破棄したい場合も「入力取消」ボタンをクリックします。
       作業を続けるには、取引先の再選択を行い、最初から順に操作を行ってください。

       ・「入力取消」ボタンをクリックすると、各項目が未入力の白紙状態の画面表示となります。
       ・「入力取消」直後の画面で「コピー登録」ボタンは使用できません(入力フォーム中の取引先が空白のためエラーとなります)。
       ・「入力取消」直後の画面で「新規登録」ボタンを再度クリックすると、ヘッダーで選択中の取引先が設定され、新規画面が表示されます。


  「商品登録画面」の使用方法4(商品検索と更新、削除方法)

   (1)検索機能について

     ヘッダー部分の「文字列検索」ボタン、入力フィールドを使ってデータベース内の登録済商品データの検索や結果表示が行えます。
     検索操作は、文字列指定による検索機能と、商品コードをバーコード入力によって指定する自動検索表示が可能です。

   (2)ヘッダー部分の操作ボタン

     起動時は以下の「文字列検索」ボタンが表示されます。このボタンをクリックする毎に以下のようにモードが切り替わります。


      ①起動時の初期表示   
                            ↓


起動直後は取引先選択後に検索が可能になります。
      ②バーコード入力モード   
                            ↓

この状態からすぐにバーコードスキャナで読み取れます。
      ③文字列検索モード     
                            ↓           

検索文字を入力し、右の「検索」ボタンをクリックします。
             ②に切り替わり、以降「バーコード」と「文字列検索」とが交互に切り替わります。

   (3)[文字列検索] の操作手順

     1.画面上の以下の項目が文字列検索の対象となります。

       商品名、色柄表示、サイズ表示、備考、タグ、イベント名称、商品コード、商品分類、商品区分、サブカテゴリ名、在庫場所、
       取引先名、取引先伝票番号、メーカー型番、他社商品コード

       バーコード入力は値札などに印字された商品コードのみ対応しています。

     2.検索処理は、部分一致による検索が行われます。入力項目の文字列の一部分が一致したデータが表示されます。
       なお、英数字は大文字と小文字を区別しないで検索します。

       例) 検索文字の指定を 123 とした場合、以下の文字列はいずれも検索結果にヒットします。

          123   0123   1234   91239 

     3.検索操作はヘッダー部分の操作部を使用し、下記の手順で行います。

       
  ⎿__________⏌           
  「レコード移動」ボタン           
   (4)[バーコード検索] の操作手順

     1.画面上の以下の項目が文字列検索の対象となります。



       ① 「商品検索」の入力欄に検索文字列を入力し、「検索」ボタンをクリックします。

       ② 該当データが見つかると、検索データのヒット件数を以下のダイアログに表示します。
          ・「OK」をクリックすると、画面下の明細一覧に全データから絞り込まれた対象データが一覧表示されます。
          ・表示データは、①入庫日/降順(最新の入庫日順)、②サブカテゴリ/昇順、③商品コード/昇順、④商品名/昇順で表示されます。
          ・画面上部には明細の一行目の商品データの登録情報が表示されます。

           

       ③ 該当データなしの場合は、以下のダイアログが表示されます。

           

       注)検索機能は、商品登録画面の起動直後は使用できません。取引先を指定して登録データが表示された状態で検索ボックスの入力が可能となります。


       ▼検索結果の表示画面例

       ④ 検索結果のデータ表示の切替(移動)は、以下のいずれかの方法で行うことができます。

         ・検索結果のデータ表示の切替(移動)を行うには、「解除」ボタン右の「レコード移動」ボタンを使用します。
         ・画面下明細表示部分の"商品コード"をクリックすると、リアルタイムに入力画面に登録データが表示されます。
         ・レコードセレクタのクリックでも、リアルタイムに入力画面に登録データが表示されます。
         ・データシート部分をクリックしてから、キーボードの矢印キー「↑」「↓」で明細移動が行えます。
          選択中のデータは、データシートの明細行が反転表示され、同時に入力フォームにリアルタイム表示されます。

       ⑤ 他の操作を行うには「解除」ボタンをクリックして検索モードの解除を行ってください。
         ・「解除」ボタンをクリックすると画面起動時と同様に全データが一覧表示され、取引先選択も未選択の空白表示となります。

         注)「解除」ボタンによる解除操作をしない状態で、取引先選択を行うと、取引先毎に指定した検索条件を含むデータのみが表示されます。


   (4)登録データの更新登録

       ① 対象のデータを入力フォームに表示し、修正入力を行います。

       ② データの修正入力が完了したら「更新」ボタンをクリックしてデータの更新を行います。

         ※「新規登録モード」、「コピー登録モード」では「登録」ボタンが、登録済みデータの参照表示中は「更新」ボタンが表示されます。

         注)一覧表示部分の「商品名B」が空欄となっている場合は該当商品を表示し、「更新」ボタンを押しなおすと表示されます。


   (5)登録データの削除

       ① 対象のデータを入力フォームに表示します。

       ② 入力フォーム右上の「削除」ボタンをクリックすると、以下の確認メッセージが表示されます。

       ③ 「はい」をクリックすると入力フォームに表示したデータの削除処理が実行されます。

          

          注)削除したデータは復旧できませんので、十分確認の上削除処理を行ってください。


  「商品登録画面」の使用方法5(入力項目の説明)

「商品登録画面」で入力可能な項目について以下に解説します。入力されたデータは「商品マスタ」テーブルに登録されます。

 赤字*の項目は入力必須の項目です。青字*の項目は値札印刷の対象項目です。

商品分類
  
    

 「商品分類」は、本システムで扱う商品の取引形態や状態を分類する項目です。
  通常は、本システムの提供時に登録済の0~9の商品分類を提供時のまま利用してください。
  一覧に表示される「商品分類」はマスタ登録メニューから登録・編集可能です。

   →「商品分類」のマスタ登録画面マニュアルページ

   商品分類コード   商品分類内容        説明
0 委託品   委託貸出品の入庫時に指定します
1 仕入品   買取仕入を行った商品に指定します
2 返品済   仕入返品、委託品返品出庫処理時に自動設定されます
3 加工品   加工マスタ登録時に設定します 注)本画面には表示されません
4 貸出中   浮貸伝票出庫の処理時に自動設定されます
5 ネット販売   ネット販売専用在庫とする場合に設定します
6 受注品   別注品の受注時に指定します
7 戻入品   戻入入庫を行った時に自動設定されます
8 未使用   予備項目です
9 その他   予備項目です

  注)「加工品」は「商品登録画面」からは登録できない仕様のためこの一覧には表示されません。
     →「マスタ登録メニュー」の「加工マスタ」登録画面から行います。


商品区分
   
    

 「商品区分」は、商品やサービスの種類を設定し、システム内で分類整理を行うために使用される情報です。
  通常は、本システムの提供時に予め設定されている内容のまま使用してください。
  一覧に表示される「商品区分」はマスタ登録メニューから登録・編集可能です。

   ここで登録したデータを基に、各種帳票の分類表示や集計などを行うことが可能になります。
   例えば、「和装小物 在庫確認表」で表示・管理を行いたい商品類に「和装小物」を設定します。

   →「商品区分」のマスタ登録画面マニュアルページ

   商品区分コード   商品区分内容        説明
0 和装品   着尺、帯などの主要和装品全般に使用
1 和装小物   肌着、足袋、着付け小物、履物などに使用
2 加工関連   注)本画面には表示されません
3 別注商品   別誂え品、受注生産品などに使用
4 委託品   委託商品を区別する際に使用
5 和装品以外   洋装品など和装品と別管理したいものに使用
9 その他   予備項目です

在庫場所
     
    

 「在庫場所」は、本システムで扱う理論在庫(コンピュータ上の在庫)の存在場所を示すための情報です。
  主に入出庫処理などの操作を行う都度、システム内で自動的に設定されます。
  移動出庫伝票など、一部の帳票に表示される在庫場所の名称表示にも使用されます。
  通常は、初期値のまま利用してください。

  一覧に表示される「在庫場所」はマスタ登録メニューから登録・編集します。

   →「在庫場所」のマスタ登録画面マニュアルページ

   在庫場所コード   在庫場所内容        説明
1 自店舗   自店舗(自社内)が初期値(標準設定)となります。
2 製造元   メーカー、産地などを示す場合に設定します。
3 仕入先   仕入先(取引先)などを示す場合に設定します。
4 加工先   各種加工先などを示す場合に設定します。
5 支店   自社内の別部門、別店舗などを示す場合に設定します。
6 ネット店   ネット販売を別店舗として区別する場合に設定します。
7 出庫先   自店舗以外の場所を汎用的に示す場合などに指定します。
8 貸出先   委託貸出先などを示す場合に設定します。
9 その他   予備項目です

入庫日
  
     

 「入庫日」は、通常、商品データを本システムに登録した日を西暦日付で入力します。

  左図の入力例のように西暦で日付を入力してください。カレンダー入力の使用が可能です。
  →入庫日の入力フィールドをクリックすると右にカレンダーアイコンが表示されます。
   このカレンダーアイコンをクリックすると以下のようなカレンダーが表示されます。
        

出庫日
  
      

 「出庫日」は、取引先などに返品や移動出庫を行った場合の日付を西暦日付で入力します。
  商品の販売日は売上明細入力時に購入日として登録されるため出庫日としては扱いません。

  左図の入力例のように西暦で日付を入力してください。カレンダー入力の使用が可能です。

浮伝番号

       
                 
     


 「浮伝番号」は、委託商品を取引先の委託伝票番号で管理したい場合などに使用します。
  ここで入力された浮伝番号は、出庫処理画面で商品コードを入力した時に自動的に参照入力されます。
  また、委託品返品の納品伝票などに印刷表示することも可能です。

  1.「標準入力」 左図のように入力フィールドに登録データ毎に手入力で番号を入力します。
    注)「浮伝番号」には数字のみ入力できます。
「浮伝番号」とは、一般に委託品取引で利用される「浮貸伝票」に記載される伝票番号のことをいいます。


     
                 
     


  2.「浮伝番号固定入力」(番号の自動入力機能)

    同じ浮伝番号に対して複数の商品データを連続して登録する際に、指定した番号を自動入力する機能です。
    以下の手順で使用します。

    ① 「浮伝番号固定入力」ボタンをクリックし、右に表示される入力フィールドに固定入力する番号を入力します。

    ② 他の必要事項の入力後、「登録」ボタンまたは「更新」ボタンをクリックしてデータを保存します。

    ③ ②の操作後、自動的に下の「浮伝番号」入力フィールドに上の番号がコピー上書き表示されます。

      注)「浮伝番号固定入力」フィールドが空白の場合は、空白の上書き表示は行いません。

  3.「浮伝番号固定入力」を解除するには、ボタンを再度クリックして、右の入力フィールドを非表示にします。

メーカー型番
      
       

 「メーカー型番」には、必要に応じてメーカーの製品番号や商品のシリアルナンバーなどを入力します。
  リピート発注する際の注文情報として有効な場合などに登録して利用できます。

  文字入力は全角文字も入力可能ですが、半角英数字での入力が標準です。

他社商品コード
 
       

 「他社商品コード」には、メーカー型番とは異なる商品を特定するための記号やコードなどを入力します。
  例えば、取引先の卸売業者が使用する伝票上の商品符号など照会に有効なデータを登録します。

  文字入力は全角文字も入力可能ですが、半角英数字での入力が標準です。

取引先
  
  

 「取引先」の指定は、通常ヘッダー部の指定と連動して自動表示されますが、
 「新規登録モード」および「コピー登録モード」での入力時のみ選択、再指定が可能です。

  既存データを参照し、コピー登録する場合などを想定した機能ですが、以下の点に注意してください。

  ・ヘッダー部で指定した取引先以外を指定した場合、登録データは現在の取引先には表示されません。
   ヘッダー部で取引先の再指定を行うことで表示確認が行えます。

  ・一覧に表示される「取引先」は「マスタ登録メニュー」の「取引先マスタ」登録画面から行います。
   なお、「加工先」で登録された取引先は一覧には表示されません。

商品カテゴリ
  
  

 「商品カテゴリ」は、本システムで商品管理を行うために使用する商品の大分類です。
 「商品カテゴリ」は、小分類の「サブカテゴリ」と組み合わせて商品データを管理します。

  ここで登録したデータを基に、商品情報を様々な角度から抽出や参照を行い、
  分類や集計、売上登録や印刷などの処理を行うことが可能になります。

  商品カテゴリに表示されるデータは「カテゴリ」として、以下の項目が予め登録されています。

   カテゴリID    カテゴリ名 
1 着尺
2 襦袢
3 裏地
4 袴地
5
6 和装肌着
7 足袋
8 羽織紐
9 和装履物
10 浴衣
12 和装小物
13 和装コート
14 その他和装品
16 和装バッグ
17 お手入れ・収納用品
18 仕立て・加工
19 和装関連サービス
24 その他売上

  一覧に表示される「商品カテゴリ」はマスタ登録メニューから登録・編集します。

   →「カテゴリ」の登録画面マニュアルページ

  注)システム運用後にカテゴリを変更すると、対応する「サブカテゴリ」との整合性が崩れるとともに、
    様々な問題が発生する可能性がありますので十分注意してください。


サブカテゴリ

   

 「サブカテゴリ」は、本システムで商品管理を行うために使用する商品の小分類です。
  大分類の「カテゴリ」と組み合わせて商品データを管理します。

  ここで登録したデータを基に、商品情報を様々な角度から抽出や参照を行い、分類や集計、
  売上登録や印刷などの処理を行うことが可能になります。

  一覧に表示される「商品分類」はマスタ登録メニューから登録・編集します。

   →「サブカテゴリ」の登録画面マニュアルページ

  ▼登録済みサブカテゴリ(以下はサンプル表示です)

  カテゴリID  サブカテゴリID  サブカテゴリ名
  1 600 紬着尺
  1 601 御召着尺
  1 602 縮緬着尺
  1 603 平織着尺
  1 173 羽尺
  1 604 結城紬着尺
  1 605 大島紬着尺
  1 606 羽二重着尺
  1 607 夏着尺
  1 608 上布着尺
  1 121 越後上布
  1 122 宮古上布
  1 123 能登上布

商品コード

    ▼サブカテゴリ選択前
    
                     
    ▼サブカテゴリ選択後
    


 「商品コード」はサブカテゴリを選択すると、左図のように自動表示されます。

 「商品コード」の表示欄に9桁のコードが表示されていることを確認してください。

  注)9桁未満の数字や空白表示などの場合はエラーが発生しています。
    一度ACCESSを終了し、再起動してから再登録を行ってください。


 「商品コード」は以下の図のように規定の数値を組み合わせて作成されます。

  ・末尾4桁の連番はサブカテゴリを選択する度に、そのサブカテゴリの最終番号に1が加算されます。
  ・連番は「採番マスタ」を参照し 1~ 9999 までの値が付与されます。
   9999 を超えた場合はエラーとなります。この場合は「採番マスタ」の再設定を行うか、
   不要な商品コードを末尾の番号の最も大きな順に削除してください。

          

  「先頭サフィックス」、「採番マスタ」の設定方法は、それぞれ以下のページを参照してください。

   →「商品コードの設定」についてのマニュアルページ

   →「採番マスタ」のマニュアルページ

商品名

   

 「商品名」は商品データを扱う各種入力画面や帳票などに表示される基本情報です。
  値札印刷機能を利用の場合、全角10文字以内で入力してください。
  商品管理目的での使用においては、短く簡潔な名称表示としたほうが効率的です。        

  商品名だけで表示しきれな情報は、色柄表示やサイズ表示を併用します。

色柄表示

   

 「色柄表示」は商品名を補足する説明表示が必要な場合などに入力します。
  10文字以内に含めることが可能な場合は、商品名に記入してもOKです。

  色柄表示に入力された文字列は、一部の画面、帳票プログラムの表示で、商品名と結合表示されます。
  この表示処理はプログラム機能ごとに組み込まれた機能によるもので、個別の操作はできません。

サイズ表示

   

 「サイズ表示」は反物巾、肌着や足袋などのサイズを表記したい場合などに入力します。
  10文字以内に含めることが可能な場合は、商品名に記入してもOKです。

  サイズ表示に入力された文字列は、一部の画面、帳票プログラムの表示で、商品名と結合表示されます。
  この表示処理はプログラム機能ごとに組み込まれた機能によるもので、個別の操作はできません。

    ▼「商品名」の結合表示例   (「商品名」+「色柄表示」+「サイズ表示」が結合表示される場合の表示例)

      紬着尺 紺 広幅    左記のように各項目間に空白文字が挿入されてひとまとめの商品名表示となります。

ブランド名

    

 「ブランド名」は商品属性としてブランド名や作家名などを登録利用する場合などに使用します。

  なお、本項目は、システムのカスタマイズ利用を想定した予備項目です。
  標準版では他の入力画面、帳票印刷などには表示されません。

  文字数にもよりますが、商品名に含める方法もあります。
  独立して入力することにより、ブランド名単位での管理や取り扱いが必要な場合などに使用します。

販売イベント名

   


 「販売イベント名」は定期的な催事販売用商品の登録などを想定した項目です。
  販売イベントと商品を結び付けて登録することで、催事商品管理の効率化も可能です。

  なお、本項目は、システムのカスタマイズ利用を想定した予備項目です。
  標準版では入力画面、帳票印刷などには表示されません。

  プルダウンメニューに表示される一覧には、「イベント名称マスタ」で登録されたデータが表示されます。
  イベント名称マスタとの連携を行わない場合は、入力フィールドに直接手入力も可能です。

   →「イベント名称マスタ」のマニュアルページ

  注)標準版システムでは、他の画面、帳票などで本項目の参照利用は行っていません。

数量

                 
    

 「数量」には最新の在庫数を半角数字で指定します。

  ・新規登録画面には初期値 1 が表示されます。

  ・プルダウンメニューからは 1 ~ 10 の値が表示され選択入力が可能です。
  ・11以上の値は手入力で指定してください。
価格(販売価格、税込価格、仕入価格、卸売価格、旧仕入価格)

       

  価格の設定項目には以下の5つの価格が登録できます。
  (左図の金額は計算例を示すためのサンプル数値です)

   ① 「販売価格」  → 税抜き金額で入力します。
   ② 「税込価格」  → システムが計算し自動表示されます(入力はできません)。
               ※「税率マスタ」を参照し入力日の税率で計算表示されます。

   ③ 「仕入価格」  → 税抜き金額で入力します。
   ④ 「卸売価格」  → 税抜き金額で入力します。
   ⑤ 「旧仕入価格」 → 税抜き金額で入力します。
               ※前回の仕入価格を参照し販売価格を再設定する場合などに利用します。

  ※仕入価格が入力された場合、以下の掛率、粗利が表示されます。未入力の場合は表示されません。

   ・販売価格の掛率 = 販売価格 ÷ 仕入価格(小数点2位を四捨五入表示)
   ・粗利(税抜金額)= 販売価格 - 仕入価格

  ※卸売価格が入力された場合、以下の掛率が表示されます。未入力の場合は表示されません。

   ・卸売価格の掛率 = 卸売価格 ÷ 仕入価格(小数点2位を四捨五入表示)

値札発行

             

 「値札発行」は、本システムの「値札発行」機能を利用する際に必要となる項目です。
  なお、「値札発行」はオプション機能です。利用にはバーコードスキャナなどの周辺機器が必要です。

  商品データの新規登録時には「未発行」が、
  値札発行機能の実行後には「発行済み」がシステムで自動設定されます。
  ただし、登録後の値の変更も可能です。

  値札を発行したい(値札印刷データの作成を行う)場合は「未発行」を指定してください。

   →「値札発行」のマニュアルページ

   値札発行フラグ   値札発行内容        説明
0 未発行   値札を発行する場合に指定します
1 発行済   値札発行済のデータに指定します
2 再発行   標準版のシステムでは未使用です。
9 未使用   予備項目です

値札発行枚数

               


 「値札発行枚数」フィールドは「値札発行」値の指定を「未発行」とした時のみ表示されます。

  表示中の商品に対する、値札発行枚数を半角数字で指定します。

   ・「未発行」指定後の初期値として 1 が表示されます。
   ・プルダウンメニューからは 1 ~ 10 の値が表示され選択入力が可能です。
   ・11以上の値は手入力で指定してください。
備考



「備考」にはメモ欄として短い文章などを入力できます。
 
 画面の備考枠内には全角54文字までが表示されます。
 システムの仕様上は255文字まで入力が可能です。

タグ
 
                        

 「タグ」は、特定の機能でシステムが使用する以外は自由利用可能な項目です。
 
 1.システムによる使用

  「商品マスタ簡易登録」機能からの登録時において、簡易登録した目印として、
  「タグ」に▲記号が自動設定入力されます。

   →「商品マスタ簡易登録」機能の解説ページ

   注)データの修正確認後は、本画面から手動で▲を消去して下さい。

 2.利用者が予備項目として自由に使用

   例えばマークや目印用として、全角2文字程度の記号や文字を入力して利用します。
   この場合、システムが設定した▲記号を書き換えることも可能ですが、
   システムが設定した▲印を上書きした場合、対象データとしての目印は無効となります。