「POSレジ連携」 操作マニュアル
   「POSレジ連携」について

    「POSレジ連携」はオプション機能です。
    実際のご利用には、別途クラウド型POSレジサービスとの契約(または利用者登録)や連携方法の確認などが必要です。
    また、利用する外部サービスの機能やプランによっては、本システムのカスタマイズが必要な場合もあります。

    1.本機能は以下のサービスを利用する場合に、クラウド側に商品データを一括登録するためのデータ作成処理を提供するものです。

      対応サービス :「スクエア」、「スマレジ」の2サービスに対応。 ※主な仕様は以下の比較表を参考にして下さい。

         注)通常は、どちらか一つのサービスのみを利用してください。

名称     スクエア     スマレジ
URL  https://squareup.com/jp/ja https://smaregi.jp/
運営企業 Square, Inc.(アメリカ) 株式会社スマレジ(日本)
提供プラン 無料(オプションの有料サービスあり) 無料プランあり
商品登録点数  一括インポート上限は3万点
(3万点以上も対応は可能)
無料プランは商品点数1000点まで
(有料プランは10万点)
POSレジアプリの利用 独自のクレジット決済契約が必要
(他社決済との連携不可)
独自のクレジット決済契約は不要
(1店舗のみで利用の場合)
決済サービス Square決済のみ
(決済には専用ハードが必要)
Square・STORES 決済・楽天ペイ・スマレジペイメントほか
(決済端末に利用サービスの指定機器が必要) 
対応端末 iPad・iPhone・Android端末 iPad・iPhone
レシート印刷 ○(文字が小さい) ○(細かく編集も可能)
端末のデータ更新 自動(クラウド修正で即時更新) 端末側で手動操作(入力中の明細はリセットされる)

         ※IORISでは、登録可能な商品点数の違い、クラウド側データと店舗用端末間のデータ連携がリアルタイムに行える「スクエア」を推奨します。

    2.クラウド上の商品データの更新処理は、既存データの差分を更新する方法と、既存データを破棄して全件データを置換え(入替え)る方法とがあります。
      本システムは、IORIS上の商品データを常に「正」として運用を行うことを前提としていますので、この場合は「全件入替用」処理を利用してください。
      一方、ネットショップの運営などが主となる場合は、クラウド側の「既存データの更新」を行う形が一般的ですが、利用するサービスや形態に応じて
      別途プログラムのカスタマイズが必要となる場合がありますので、十分に事前確認と準備を行った上でご利用ください。

    3.本機能の利用にあたっては、クラウドサービス側の管理画面から、商品データのダウンロード操作など、事前の準備が必要です。


   「POSレジ連携」の起動画面

   「マスタ登録メニュー」から「POSレジ連携」を起動します。

    1.スクエア用の登録データを作成する場合

       「スクエア登録」ボタンをクリック → 「スクエア登録メニュー」画面を表示します。

        注)本機能のご利用には、スクエアのアカウント取得が必要です。

    2.スマレジ用の登録データを作成する場合

       「スマレジ登録」ボタンをクリック → 「スマレジ登録メニュー」画面を表示します。

        注)本機能のご利用には、スマレジのアカウント取得が必要です。




   「スクエア登録メニュー」画面 スクエア利用時の登録手順


   ■ クラウド上のスクエア管理画面から商品データをインポートして一括登録するための専用データの作成を行います。

     注)スクエアでは、一括でアップロード可能な商品データは最大3万点までです。




    【IORIS側での処理手順】

     1.仕立てなどの加工料金明細を含める場合は、画面上の「仕立てなどの各種加工料金明細を含める」にチェックを入れてください。

       注)加工料金明細は、登録済の加工明細データ全件が対象とし、数量が0の明細も含めて出力します。

     2.「スクエア商品アップロードデータ作成」をクリックするとアップロードデータを作成します。

       注)本システムに登録済の商品データのうち、数量が0より大きい明細のみを出力します。

     3.EXCEL形式のアップロードデータが、以下の場所に固定ファイル名で出力されます。

       C:\IORIS\POS_DATA\スクエア_商品データアップロード.xlsx

       注)上記データ名は固定表記のため変更できません。出力先およびファイル名が異なると正常に処理が実行できません。

     4.「スクエア商品アップロードデータ表示」をクリックするとアップロードデータを表形式で画面に表示します。

       ・データ表示を閉じるには、タイトル右の✕をクリックします。

       注)データ作成を連続実行した場合は、実行の都度、出力データは初期化され再作成されます。

     5.「戻る」ボタンをクリックすると本画面を閉じて「POSレジ連携」画面に戻ります。
       「終了」ボタンをクリックすると本画面を閉じて「メインメニュー」画面に戻ります。


    【スクエア側での処理手順】

     ※クラウド上の「スクエア」に商品データをインポート登録する手順の詳細は、こちらの公式ページを参照してください。

     1.スクエアにログインし、商品データをインポートします。

      ①「スクエア」の管理画面にログインします。

      ②「商品画面」→「商品ライブラリ」→「アクション」→「商品ライブラリをインポート」で以下の画面が表示されます。

      ③「商品ライブラリの置き換え」を選択し「次へ」をクリックてください。以降、画面の指示に従って操作を行ってください。

        注)IORISの標準提供版では商品データの全件置換え処理のみに対応しています。




   「スマレジ登録メニュー」 スマレジ利用時の登録手順


   ■ クラウド上のスマレジ商品データをインポート登録するための専用データの作成を行います。

     「スマレジ」の仕様により、スマレジデータをインポート登録する場合は、商品情報データと在庫数量データを別々に登録する必要があります。
     本機能ではこれに対応したデータを自動作成しますので、EXCELシートの手入力や編集は基本的に不要です。

     注)スマレジを無料のスタンダードプランでご利用の場合、アップロード可能なデータは最大1,000点までです(有料プランは10万点まで)。

     ※クラウド上の「スマレジ」システムに商品データをインポート登録する手順の方法は、こちらの公式ページを参照してください。

     本機能では、一括更新登録用のデータ作成または全件入替のデータ作成のいずれかを行うことができます。
     通常は「スマレジ商品入替データ作成」を実行し、クラウドデータを全件置換える処理を行います。
     また、加工料金の明細データの登録を行う場合も「スマレジ商品入替データ作成」処理を使用してください。

     「戻る」ボタンをクリックすると本画面を閉じて「POSレジ連携」画面に戻ります。
     「終了」ボタンをクリックすると本画面を閉じて「メインメニュー」画面に戻ります。




   全件入替用のデータを作成する場合 ※通常はこちらの操作を行ってください。


    【スマレジ側での処理手順①】

      1.スマレジ上の商品データを全件削除します。

        ①スマレジ管理画面の「設定」→「基本設定」→「全件削除」→「商品全件削除」の操作で削除します。

        ※スマレジの仕様上は、同一の商品IDが存在する場合、対象データを更新し、存在しない場合、追加登録されますが、
          全件入替えを行う場合は、商品の全件削除を行うことで確実に最新状態でのデータ登録が行えます。

         注)一度削除したデータはクラウド側では復旧できませんので十分注意して操作してください。


    【IORIS側での処理手順】

      1.「スマレジ商品入替データ作成」をクリックし、全件入替用のアップロードデータを作成します。

        注1)入替データ作成を連続実行する場合は、スマレジ画面からCSVファイルを再ダウンロードする必要があります。
        注2)スマレジのCSV登録画面で、入替データ作成のデータ取り込み時に「実行時エラー」が発生した場合は、
           出力された「スマレジ商品データUL.csv」の"商品ID"フィールドを全件クリアして再実行してください。

      2.更新データの作成処理が正常に終了すると、以下の場所に2つのアップロードデータが出力されます。

          C:\IORIS\POS_DATA\スマレジ在庫データ.csv
          C:\IORIS\POS_DATA\スマレジ商品データUL.csv

          注)上記データ名は固定表記のため変更できません。出力先およびファイル名が異なると正常に処理が実行できません。

      3.「スマレジ商品アップロードデータを表示」をクリックするとアップロードデータを表形式で画面に表示します。

       ・データ表示を閉じるには、タイトル右の✕をクリックします。


    【スマレジ側での処理手順②】

      1.スマレジ管理画面より、商品データをインポートします。

        ①「商品」→「商品一覧」→「CSVで登録」の画面を表示

        ②更新対象には「商品情報」を指定します。

        ③CSVファイルの「ファイルを選択」ボタンをクリックし以下のファイルを指定します。

          C:\IORIS\POS_DATA\スマレジ商品データUL.csv

        ④「CSV出力する項目」は「全件入替用のデータを作成する場合」と同様です。

        ⑤「アップロード」ボタンをクリックします。

      2.在庫情報をインポートします。

        ①「商品」→「在庫調整」→「在庫調整アップロード」をクリックします。

        ②更新方法に「在庫数を絶対値で更新」を指定します。

          「在庫数を絶対値で更新」 ・・・ 現在のクラウド上の値を無視して指定ファイルの在庫数量で上書更新します。
          「在庫数を相対値で更新」 ・・・ 現在のクラウド上の値に指定ファイルの在庫数量を加算して更新します。

          注)初期値が「在庫数を相対値で更新」となっているため注意してください。

        ③CSVファイルの「ファイルを選択」ボタンをクリックし以下のファイルを指定します。

          C:\IORIS\POS_DATA\スマレジ在庫データ.csv

        ④「アップロード」ボタンをクリックします。

      3.在庫情報をインポートします。

        ①「商品」→「在庫調整」→「在庫調整アップロード」をクリックします。

        ②更新方法に「在庫数を絶対値で更新」を指定します。

          「在庫数を絶対値で更新」 ・・・ 現在のクラウド上の値を無視して指定ファイルの在庫数量で上書更新します。
          「在庫数を相対値で更新」 ・・・ 現在のクラウド上の値に指定ファイルの在庫数量を加算して更新します。

          注)初期値が「在庫数を相対値で更新」となっているため注意してください。

        ③CSVファイルの「ファイルを選択」ボタンをクリックし以下のファイルを指定します。

          C:\IORIS\POS_DATA\スマレジ在庫データ.csv

        ④「アップロード」ボタンをクリックします。

      4.エラーが発生した場合は以下を確認してください。

        ・スマレジのCSV登録画面で、入替データ作成のデータ取り込み時に「実行時エラー」が発生した場合は、
         「スマレジ商品データUL.csv」の商品IDを全件クリアして再実行してください。

        ・詳しくはスマレジのヘルプページ「CSVのエラーについて」を参照してください。


   上書き更新用のデータを作成する場合

    「上書き更新用のデータを作成する場合」は、本処理の実行により、クラウド上の商品数量がIORISの商品マスタに上書き更新されます。
     クラウド上の商品数量でIORISの商品マスタの数量を一括更新したい場合は、こちらの処理を実行してください。

    【スマレジ側での処理手順①】

      1.本機能を実行する前に、スマレジの商品管理画面から、CSV形式で商品データをダウンロードします。

        ①「スマレジ」の管理画面にログインします。

        ②「商品」→「商品一覧」→「CSVダウンロード」をクリック。

        ③ヘッダー表示は「表示する」を指定(初期表示が「表示する」ですが念のため確認)。

        ④ダウンロード操作を行う前に、CSVダウンロード設定画面でCSV出力を行う項目の設定を行います。
         「CSV出力する項目」に以下の項目を指定してください。一度設定を行えば以降は操作不要です。

▼CSV出力する項目
            
 
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商品ID (1)
部門ID (2)
商品コード (3)
商品名 (4)
商品単価 (6)
原価 (7)
在庫 (18)
税区分 (22)
端末表示 (17)
在庫管理区分 (24)
タグ (14)
仕入先 (33)
予備項目1-20 (19)
登録日時 (37)
更新日時 (38)

        ⑤右下の「CSVダウンロード」ボタンをクリックし、PC上にデータを保存します。
         ダウンロードファイルの保存先とファイル名は以下の通りとしてください。

          C:\IORIS\POS_DATA\スマレジ商品データDL.csv

          注)上記データ名は固定表記のため変更できません。出力先およびファイル名が異なると正常に処理が実行できません。


    【IORIS側での処理手順】

      1.「スマレジ商品更新データ作成」をクリックすると上書き更新用のアップロードデータを作成します。

        注)更新データ作成を連続して実行する場合は、実行の都度、スマレジ側のデータダウンロードを再度行う必要があります。
          スマレジデータの再ダウンロードを行わずに再度データ作成を行うとデータの不整合エラーが発生する場合があります。

      2.更新データの作成処理が正常に終了すると、以下の場所に2つのアップロードデータが出力されます。

          C:\IORIS\POS_DATA\スマレジ在庫データ.csv
          C:\IORIS\POS_DATA\スマレジ商品データUL.csv

          注)上記データ名は固定表記のため変更できません。出力先およびファイル名が異なると正常に処理が実行できません。

      3.「スマレジ商品アップロードデータを表示」をクリックするとアップロードデータを表形式で画面に表示します。

        ・データ表示を閉じるには、タイトル右の✕をクリックします。


    【スマレジ側での処理手順②】

      1.スマレジ管理画面より、商品データをインポートします。

        ①「商品」→「商品一覧」→「CSVで登録」の画面を表示

        ②更新対象には「商品情報」を指定します。

        ③CSVファイルの「ファイルを選択」ボタンをクリックし以下のファイルを指定します。

          C:\IORIS\POS_DATA\スマレジ商品データUL.csv

        ④「アップロード」ボタンをクリックします。

      2.在庫情報をインポートします。

        ①「商品」→「在庫調整」→「在庫調整アップロード」をクリックします。

        ②更新方法に「在庫数を絶対値で更新」を指定します。

          「在庫数を絶対値で更新」 ・・・ 現在のクラウド上の値を無視して指定ファイルの在庫数量で上書更新します。
          「在庫数を相対値で更新」 ・・・ 現在のクラウド上の値に指定ファイルの在庫数量を加算して更新します。

          注)初期値が「在庫数を相対値で更新」となっているため注意してください。

        ③CSVファイルの「ファイルを選択」ボタンをクリックし以下のファイルを指定します。

          C:\IORIS\POS_DATA\スマレジ在庫データ.csv

        ④「アップロード」ボタンをクリックします。

      3.エラーが発生した場合は、以下を確認してください。

        ・IORIS側の商品データを再確認し、データ作成処理を再実行してください。
        ・スマレジのエラー内容を元に"スマレジ在庫データ.csv"を直接修正しインポート処理を再実行します。

        ・詳しくはスマレジのヘルプページ「CSVのエラーについて」を参照してください。