1.現場の商品データ収集を行う(※通常、これは現場での人手による作業となります)
①本システムに棚卸商品データを取り込むためのデータ収集作業です。
本システムで読み取り可能なバーコード付き値札を利用していることが前提となります。 |
■バーコードデータについて |
本システムの標準版で扱えるバーコードの種類はNW-7のみとなります。
ラベル印刷ソフト等でバーコード値札を作成する際は、バーコードの種類にNW-7を指定してください。
注)NW-7以外のバーコード値札を利用する場合はIORIS側プログラムのカスタマイスが必要になります。
バーコードデータについて、さらに詳しくはこちらを参照してください。
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②バーコードリーダーで読込んだデータは"DATA.TXT"という名称で、テキストファイルとして以下の場所に保存してください。
C:\IORIS\棚卸データ\DATA.TXT
<参考>DATA.TXTの内容について(バーコードリーダーの機種によってファイル名や内容が異なります)
”制御記号,処理日付,処理時刻,商品コード,予備項目(改行),” の順に各項目をカンマ区切りで1行1商品となるようにデータを作成します。
以下は、テキストファイル内の作成データのサンプルです。
例) +0DBD,2021/07/14,07:33:05,a151730002a, 注)商品コードの前後にある"a"の文字および各行の最後にある","は必要です。
+0DBD,2021/07/14,07:33:02,a152710003a, これらの文字を削除しないでください 。
+0DBD,2021/07/14,07:33:05,a156000050a,
2.棚卸データのインポート
①「棚卸データのインポート」ボタンをクリックし、1.で作成(収集)したデータを本システムにインポート(取り込み)します。
注1)本処理を実行すると、3.以降の棚卸データの編集内容は破棄されます。
注2)バーコード収集した棚卸データが"DATA.TXT"のファイル名で"C:\IORIS\棚卸データ"フォルダ内に存在しない場合実行エラーになります。
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3.「棚卸修正入力」
本画面は、商品マスタの数量データ(現在数量)と現場棚卸の取込数量データ(棚卸数量)を照合し、画面上で一覧表示を行います。
・一覧表は、商品コード(商品マスタのデータ)/昇順に表示されます。
・「現在数量」と「棚卸数量」が不一致のデータは、「棚卸数量」のセルが薄紅色で表示されます。
・「商品分類」のセルが"貸出中"のものはピンク色で、"返品済"のものは黄色で表示れます。
注)商品マスタに商品データが登録済で、現場で収集した棚卸収集データに存在しないデータは、「棚卸数量」と「棚卸日」がそれぞれ空白となります。
この「棚卸日」が空白のデータも棚卸数量の入力が可能です。数量を入力すると、棚卸の確定データの対象となります。
①本画面で両者の数量が不一致のデータを確認し、その原因(データ収集漏れや同じデータを誤って二重入力したなど)を調査します。
②正しい棚卸数量を本画面の「棚卸数量」に入力します。商品コードごとに、全ての修正を行ってください。
注)データの不整合を極力防ぐため「棚卸数量」のみ入力(編集)可能な仕様となっています。
③入力が完了した時点で「保存」ボタンをクリックします。
※この操作では、一時的な作業用ファイル(棚卸在庫集計テーブル)に画面のデータを保存します。
④左上の「商品コードで検索」に商品コードを入力して「検索」ボタンをクリックすると、該当商品が見つかった場合、その商品の行にカーソルが移動します。
該当商品がなかった場合は「商品マスタ未登録のデータです。」とエラーメッセージが表示されます。
⑤「終了」ボタンをクリックすると、本画面を閉じて棚卸処理画面に戻ります。
▼画面左下の「未棚卸データを非表示にする」のチェックを外すと、現場棚卸データに存在しなかった商品データも一覧に表示されます(数量、棚卸日が空白表示)。 |
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▼画面左下の「未棚卸データを非表示にする」にチェックを入れると、2.で取り込んだ棚卸データのみを一覧に表示します。 |
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4.「商品マスタ数量更新」
「棚卸修正入力」における棚卸データの修正作業が全て完了したら、「商品マスタ数量更新」をクリックします。
・更新処理の実行前に「商品マスタ」のバックアップファイルを作成します(確認メッセ―ジが表示されますので「OK」を選択します)。
※バックアップファイルは“商品マスタBackup”の名称でAccessのシステム内部に作成されます。このデータは棚卸処理の最後の手順で削除します。
本処理によって、商品コード毎に「棚卸修正入力」の「棚卸数量」で「商品マスタ」の数量を上書き更新します。
処理後の状態は、「商品登録画面」でも確認が可能です。
5.「棚卸完了データ確認」画面
「棚卸完了データ確認画面」が起動され、4.の処理で確定した商品数量を商品マスタに反映させた後の最新の状態を一覧表示します。
①棚卸数量を確定した商品データ一覧を最終確認します。
・「確定数量」は棚卸確定後の商品マスタの数量です。
・「確定数量」が0のデータ行は黄色で表示されます。数量"0"が正しい場合は確認のみとし、最後の不整合チェックとして利用してください。
②「終了」ボタンをクリックすると、本画面を閉じて棚卸処理画面に戻ります。
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③「棚卸完了データのバックアップ保存」ボタンをクリックすると、本画面の内容がテキストファイル形式で以下の場所にバックアップ保存されます。
保存ファイル形式: “棚卸データ”+処理日付(西暦下6桁)の形式でファイル名が自動作成されます 例) 棚卸データ211203.txt
保存先 : C:\IORIS\棚卸データ\棚卸データ211203.txt
④「帳票プレビュー」をクリックすると、「棚卸完了データ」レポートの表示、印刷が行えます。
⑤「帳票プレビュー」の右にある「一覧表に金額を表示しない」にチェックを入れるとレポート表示に明細の「仕入価格」、「金額」が合計行とも表示されません。
このチェックボックスはデフォルトではON(チェック入)となっていますので、金額表示を行う場合はチェックを外してください。
・ヘッダー部分に棚卸年月が表示されます(棚卸日の年月部分)。
・サブカテゴリ名は先頭行のみに表示されます
・取引先CD/昇順、サブカテゴリ(表示順)/昇順、商品コード/昇順に表示されます。
・取引先毎に改ページを行います。
・取引先毎に集計され取引先合計が表示されます。
・最後に総合計が表示されます。
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取引先名 ○○○○株式会社
サブカテゴリ名 商品コード 商品名 数量 仕入価格 金額 入庫日 棚卸日 棚卸時刻
紬着尺 156000010 紬着尺 濃紺 00,000 \00,000,000,000 \00,000,000,000
2021/01/20 2021/07/14 15:12:35
紬着尺 156000011 紬着尺 墨色 00,000 \00,000,000,000 \00,000,000,000
2021/01/20 2021/07/14 15:12:35
紬着尺 156000012 紬着尺 灰茶 00,000 \00,000,000,000 \00,000,000,000
2021/01/20 2021/07/14 15:12:35
御召着尺 156010015 御召着尺 00,000 \00,000,000,000 \00,000,000,000
2021/02/20 2021/07/14 15:12:35
御召着尺 156010016 御召着尺 00,000 \00,000,000,000 \00,000,000,000
2021/02/20 2021/07/14 15:12:35
夏着尺 156070020 夏着尺 薄茶 00,000 \00,000,000,000 \00,000,000,000
2021/01/20 2021/07/14 15:12:35
取引先合計 000,000 \00,000,000,000 \00,000,000,000
総合計 000,000 \00,000,000,000 \00,000,000,000
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6.「商品マスタBackupデータを削除」
1.~5.までのすべての処理が完了したら、最後にこの「商品マスタBackupデータを削除」ボタンをクリックします。
① 5.「商品マスタ数量更新」で作成された“商品マスタBackup”を削除します。
② 削除処理が完了すると「Finish! 完了」と表示され、棚卸処理がすべて完了です。
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