「データ移行メニュー」 説明書 
  1.データ移行メニュー

   他のアプリやシステムで作成された「顧客データ」および「商品データ」を、EXCELシートを介して本システムに取込む機能です。
    また、本システム内の「顧客データ(お客様カード)」および「商品データ(商品マスタ)」を、EXCELシート形式で出力することも可能です。

  2.データ移行の概要

   標準提供機能で移行可能なデータは「顧客データ」および「商品データ」の2種類です。

    移行用データの準備を行い、「データ移行メニュー」の各操作ボタンをクリックすると、EXCEL形式のファイルを介して本システムに対するデータ移行が行えます。

 データの種類  IORIS内の保存先 データの移行操作  移行用データの保存先   EXCELファイル名 
顧客データ  お客様カード テーブル   お客様カードのインポート  C:\IORIS  お客様カード.xlsx
 お客様カードのエクスポート   お客様カードEX.xlsx 
商品データ  商品マスタ テーブル  商品マスタのインポート C:\IORIS  商品マスタ.xlsx
 商品マスタのエクスポート  商品マスタEX.xlsx

   データ移行時の注意事項

    1.移行用データの保存先およびEXCEL形式のファイル名は固定値となります(上記表中の保存先、ファイル名)。
      本プログラムは、データの取り込み、書き出し共にこの場所のデータファイルを参照します。

      注)この保存先、EXCELファイル名を変更すると正常に処理が行えません。

    2.本システムに取り込むデータをEXCELファイルに入力または登録する際、データ不整合が存在すると正常に登録できない場合があります。
      以降に説明する各ファイルの詳細フォーマットに従って、登録データを作成してください。

    3.全てのデータをEXCELなどに手入力して作成する場合は、本システムの登録画面から入力することをお勧めします。
      EXCEL上の入力データに何らかの不整合があるなどで移行エラーが多数発生するとエラーの原因究明と対応にしばしば多大な手間がかかります。

    4.ACCESS内に登録された添付ファイル型の画像データはEXCELに出力できません。

  3.データの移行手順

   データ移行の操作手順

    1.「メインメニュー」→「マスタ登録メニュー」→「データ移行メニュー」を起動します。



   2.データの取り込み(インポート機能)

     (1)インポート元のEXCELファイルを用意します。

        インポート元のEXCELファイルは、次項「4.移行用インポート元EXCELファイルの作成方法」を参照して事前に用意してください。

     (2)対象データの「インポート」ボタンをクリックします。

        確認メッセージが表示されますので、それぞれOKをクリックします。


        「お客様カードのインポート」実行時

         →  → 


        「商品マスタのインポート」実行時

         →  → 


     (2)エラーメッセージが表示された場合

        インポート用のEXCELデータに重複データが含まれている場合、以下のエラーメッセージが表示されます。
        データの処理タイミングや処理データの状態などにより、以下のいずれかのメッセージが表示されます。

        ① ACCESS上に既に存在する同一データがEXCEL内に存在した場合のエラー

           EXCELファイル側の重複データを削除または修正(顧客コードまたは商品コードの値を変更)したのちに、再度インポート処理を実行してください。

        「お客様カードのインポート」実行時       「商品マスタのインポート」実行時
              

        ② データ型が不一致の列項目が存在する場合、EXCEL上のデータの一部に重複データが含まれていた場合は、以下のメッセージが表示されます。

           「はい」をクリックすると、重複データ以外はインポートされます。
           「いいえ」をクリックすると、インポート処理がキャンセルされます。

        

        上記の例で「20件のレコードが削除されました」は、20件の重複データが存在したことを意味します。
        また、「キー違反のため、0件のレコードのデータが失われ」とある部分は、キー項目である「顧客コード」または「商品コード」に
        エラーとなる文字列は存在しなかったことを意味しています(つまり、重複エラーデータ以外は正常に処理されたという意味です)」。

        いずれの場合も、重複データを確認し、修正したのちに再度インポート処理を実行してください。


   3.データの書き出し(エクスポート機能)

     (1)対象データの「エクスポート」ボタンをクリックします。

        エクスポートされたデータは同一コードのデータが存在した場合、レコード毎に上書き出力されます。
        現在のファイルが必要な場合は、エクスポート処理の実行前にコピーまたはリネームなどで保存してください。
        また、新規に全件をEXCELファイルに出力したい場合は、保存先のEXCELファイルを削除してから処理を実行してください。
        保存先に既定のEXCELファイルが存在しない場合は、EXCELファイルが新規作成されます。

     (2)確認メッセージが表示されますので、それぞれOKをクリックします。

        「お客様カードのエクスポート」実行時

         →  → 


        「商品マスタのエクスポート」実行時

         →  → 


     (3)既定の保存先 C:\IORISフォルダ内に、以下のエクセルファイルが出力されます。

        ・お客様カードEX.xlsx
        ・商品マスタEX.xlsx


  4.移行用インポート元EXCELファイルの作成方法

   インポート処理で使用する元ファイルとなるEXCELファイルは以下のものを用意してください。

    1.以下のお客様カード、商品マスタのデータレイアウト表に示す項目名を列名として定義した空のEXCELファイルをそれぞれ作成します。

    2.いずれもC:\IORISフォルダ内に以下の指定ファイル名で保存してください。注)ファイル名が間違っていると処理が行えません。

        ・お客様カード.xlsx
        ・商品マスタ.xlsx

    以下の表はIORISシステム内部のデータテーブルのレイアウト表説明です。
    表中の項目の詳細は、各マスタ登録機能のマニュアルページを参照してください。

   エクスポート処理で自動作成されるデータをコピーしてインポート用のEXCEL形式のファイルを作成する際は、
    以下の名称の項目列を削除してください。これらの項目は、画像データの登録フィールドとなっており標準機能では取込が行えません。

    【お客様カード】のEXCELから削除する必要がある項目 → 列名 : 顔写真   データ型 : 添付ファイル

    【商品マスタ】のEXCELから削除する必要がある項目  → 列名 : 商品画像  データ型 : 添付ファイル

    注)インポート実行エラーが発生した場合は、データ型が一致している場合でも半角カナ文字の混在や文字化けなどが原因の場合もあります。
      他システムからの移行データを指定のフォーマットに入力する場合は、データ型やデータの編集形式が一致していることを確認してください。



【お客様カード】

No. 項目名 入力必須  データ型  主要キー項目  説明
1 顧客コード 数値型 ●(重複なし)  1人の顧客を特定するための顧客番号です。重複する値は登録できません。 
2 名前 短いテキスト  名字と名前の間に全角の空白一文字を入力する表記を推奨します。
3 ふりがな 短いテキスト  名前を入力すると全角ひらがな文字で自動入力されます。手入力はひらがな入力で統一してください。
4 敬称 短いテキスト  様、御中 のいずれかを選択入力 (初期値:様)
5 性別 短いテキスト  男性、女性 のいずれかを選択入力 (初期値:男性)
6 生年月日 日付/時刻型  西暦8桁を入力 (2020/01/01の形式)
7 年代 短いテキスト  生年月日を入力すると自動設定されます。10~90代まで選択入力も可能。
8 結婚 短いテキスト  既婚、独身 のいずれかを選択入力 (初期値:空白)
9 郵便番号 短いテキスト  7桁の半角数字をハイフン'-'付で入力
10 住所 短いテキスト  都道府県名から番地、建物名、部屋番号まですべてを一行で入力してください。
11 建物名 短いテキスト  予備項目です。標準版の宛名ラベル印刷機能では印刷対象外です。
12 会社名 短いテキスト  予備項目です。標準版の宛名ラベル印刷機能では印刷対象外です。
13 TEL 短いテキスト  半角数字をハイフン'-'付で入力
14 TELメモ1 短いテキスト  ご自宅、お勤め先、携帯電話、その他 から選択入力 (初期値:空白)
15 TEL2 短いテキスト  半角数字をハイフン'-'付で入力
16 TELメモ2 短いテキスト  ご自宅、お勤め先、携帯電話、その他 から選択入力 (初期値:空白)
17 携帯番号 短いテキスト  半角数字をハイフン'-'付で入力
18 携帯番号メモ 短いテキスト  携帯電話、ご主人携帯、奥様携帯、会社携帯、ご自宅、お勤め先、その他 から選択入力 (初期値:空白)
19 FAX 短いテキスト  半角数字をハイフン'-'付で入力
20 FAX2 短いテキスト  半角数字をハイフン'-'付で入力
21 Eメール 短いテキスト  半角英数字で入力
22 携帯メール 短いテキスト  半角英数字で入力
23 URL ハイパーリンク型  半角英数字で入力
24 登録アドレス 短いテキスト  メルマガの配信先アドレスの種類を PCアドレス、携帯アドレス から指定します。
25 メルマガ登録 短いテキスト  メルマガの配信希望を指定します。
26 DM案内 短いテキスト  予備項目です。標準版では未使用の項目です。
27 DM種別 短いテキスト  予備項目です。標準版では未使用の項目です。
28 担当者コード 数値型  担当者マスタに登録されたデータを参照し、選択された担当者コードを設定します。
29 担当 短いテキスト  担当者マスタの担当者名を設定します。
30 印象 短いテキスト  顧客の第一印象を顔文字から選択できます。直接文字入力も可能です。
31 顧客ランク 短いテキスト  顧客ランクテーブルに登録されたランクを選択入力します。
32 備考 長いテキスト  顧客ごとの覚書メモなどを自由に入力できます。
33 顔写真 添付ファイル  最大縦165px横158px以内の画像を添付ファイル形式で登録できます。
34 肩書 短いテキスト  全角文字で役職名、職業名などを入力します。
35 連名1 短いテキスト  家族の名前を入力します。入力された内容は宛名ラベルの印刷対象となります。
36 連名かな1 短いテキスト  名前を入力すると全角ひらがな文字で自動入力されます。手入力はひらがな入力で統一してください。
37 連名2 短いテキスト  予備項目です。標準版では未使用の項目です。
38 連名かな2 短いテキスト  予備項目です。標準版では未使用の項目です。
39 氏名2 短いテキスト  予備項目です。標準版では未使用の項目です。
40 郵便番号2 短いテキスト  7桁の半角数字をハイフン'-'付で入力
41 住所2 短いテキスト  都道府県名から番地、建物名、部屋番号まですべてを一行で入力します。
42 ボタンX Yes/No型  初期値は”案内状”が設定されています。利用者情報設定画面から表示文字の変更も可能です。
43 ボタンY Yes/No型  初期値は”年賀状”が設定されています。利用者情報設定画面から表示文字の変更も可能です。
44 ボタン1 Yes/No型  初期値は”誕生日”が設定されています。利用者情報設定画面から表示文字の変更も可能です。
45 ボタン2 Yes/No型  初期値は”分類A”が設定されています。利用者情報設定画面から表示文字の変更も可能です。
46 ボタン3 Yes/No型  初期値は”分類B”が設定されています。利用者情報設定画面から表示文字の変更も可能です。
47 ボタン4 Yes/No型  初期値は”分類C”が設定されています。利用者情報設定画面から表示文字の変更も可能です。
48 予備項目1 短いテキスト  予備項目です。標準版では未使用の項目です。
49 予備項目2 短いテキスト  予備項目です。標準版では未使用の項目です。
50 確認フラグ 短いテキスト  予備項目です。標準版では未使用の項目です。
51 データチェック  短いテキスト  予備項目です。標準版では未使用の項目です。
52 登録日 日付/時刻型  システムが新規登録時の日付を設定します。(内部保存形式 YYYY/MM/DD)
53 更新日 日付/時刻型  システムが更新した日付を設定します。(内部保存形式 YYYY/MM/DD HH:MM:SS)


【商品マスタ】

No. 項目名 必須項目  データ型  主要キー項目 説明
1 商品コード 短いテキスト ●(重複なし)  1つの商品を特定するための商品番号です。重複する値は登録できません。 
2 カテゴリID 数値型  カテゴリに登録されたカテゴリIDをシステムが設定します。
3 サブカテゴリID 短いテキスト  サブカテゴリに登録されたサブカテゴリIDをシステムが設定します。
4 旧サブカテゴリID 短いテキスト  標準版では未使用の項目です。
5 商品名 短いテキスト  全角で入力します。値札印刷を行う場合は8文字以内を推奨します。
6 商品名B 短いテキスト  システムが「商品名+色+サイズ」を結合編集して自動登録します。手入力はできません。 
7 ブランド名 短いテキスト  予備項目です。標準版の商品登録画面からも入力は可能です。
8 短いテキスト  全角で入力します。半角英数字も使用可能。
9 サイズ 短いテキスト  全角で入力します。半角英数字も使用可能。
10 サイズ2 短いテキスト  標準版では未使用の項目です。
11 素材 短いテキスト  標準版では未使用の項目です。
12 短いテキスト  標準版では未使用の項目です。
13 部門ID 短いテキスト  スマレジデータ作成用の項目です。
14 商品ID 短いテキスト  スマレジデータ作成用の項目です。
15 スマレジ商品ID 短いテキスト  スマレジデータ作成用の項目です。
16 タグ 短いテキスト  標準版ではシステムが一部の処理でマークを登録します。
17 値札発行フラグ 数値型  値札発行フラグテーブルの値が設定されます。(0:未発行 1:発行済 2:再発行 3:追加発行)   
18 値札発行枚数 数値型  値札の印刷枚数を指定します。
19 表示区分 数値型  表示区分テーブルの値が設定されます。(0:非表示 1:表示する)
20 商品区分 数値型  商品区分テーブルの値が設定されます。
21 商品分類 数値型  商品分類テーブルの値が設定されます。
22 加工種別 数値型  加工種別テーブルの値が設定されます。
23 イベント分類 数値型  イベント名称マスタテーブルに登録されたイベント分類の値が設定されます。
24 イベントCD 数値型  イベント名称マスタテーブルに登録されたイベントCDの値が設定されます。
25 在庫場所コード 数値型  在庫場所コードテーブルの値が設定されます。
26 メーカー型番 短いテキスト  半角英数字で入力。
27 取引先伝票番号 数値型  半角数字で入力。
28 他社商品コード 短いテキスト  半角英数字で入力。
29 システム商品コード  数値型  標準版では未使用の項目です。
30 旧商品コード 短いテキスト  標準版では未使用の項目です。
31 取引先CD 数値型  半角数字で取引マスタに登録された取引先CDの値が設定されます。
32 製造元CD 短いテキスト  標準版では未使用の項目です。
33 仕入形態 短いテキスト  標準版では未使用の項目です。
34 備考 短いテキスト  メモ用の自由入力項目です。
35 数量 数値型  半角数字で商品の在庫数を入力。
36 入庫数 数値型  標準版では未使用の項目です。
37 メーカー在庫数量 数値型  標準版では未使用の項目です。
38 定価 数値型  標準版では未使用の項目です。
39 販売価格 数値型  半角数字で商品の上代を入力。税抜価格を入力します。
40 仕入価格 数値型  半角数字で商品の下代を入力。税抜価格を入力します。
41 メーカー卸値 数値型  半角数字で商品の卸値を入力。税抜価格を入力します。注)卸売業のみ使用します。
42 旧仕入価格 数値型  半角数字で商品の過去下代を入力。税抜価格を入力します。
43 セール価格 数値型  標準版では未使用の項目です。
44 ポイント 数値型  標準版では未使用の項目です。
45 商品説明 短いテキスト  標準版では未使用の項目です。
46 画像名 短いテキスト  標準版では未使用の項目です。
47 商品画像 添付ファイル  標準版では未使用の項目です。
48 重量 数値型  標準版では未使用の項目です。
49 JANコード 短いテキスト  標準版では未使用の項目です。
50 ISBNコード 短いテキスト  標準版では未使用の項目です。
51 商品ページURL 短いテキスト  標準版では未使用の項目です。
52 参照回数 数値型  標準版では未使用の項目です。
53 確認フラグ 短いテキスト  標準版では未使用の項目です。
54 入庫日 日付/時刻型  画面からの入力または内部処理で日付が設定されます。(内部保存形式 YYYY/MM/DD) 
55 出庫日 日付/時刻型  画面からの入力または内部処理で日付が設定されます。(内部保存形式 YYYY/MM/DD) 
56 登録日 日付/時刻型  システムが新規登録時の日付を設定します。(内部保存形式 YYYY/MM/DD)
57 更新日 日付/時刻型  システムが更新した日付を設定します。(内部保存形式 YYYY/MM/DD HH:MM:SS)